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秋の出雲へ

2017/09/21出雲ノ自然

子供のころ、空を見上げて何か他のものに見える雲を探して遊んだこと・・・ありますよね。
大人になると、そういう可愛い時間の過ごし方が少なくなっていきますが、
時には、幼いころの自分に返って素敵な今の季節を感じてみるのはいかがでしょうか。

ここ出雲も、最近は朝夕涼しくなり、日中は外で過ごすのも心地よく感じます。
秋は一年で最も風が穏やかな季節。
夏の間に生い茂った草木のお蔭でホコリが立ちにくくなり、陽射しが弱まって気温も
低くなるので空気も乾燥して空高くまで澄み渡るのだそうです。
ふと見上げた空の「すじ雲」。
秋の空によく見るこの「すじ雲」はくもの仲間で1番高いところにできる雲なんだとか。

出雲のお散歩はビルは少なく刺激は少ないのかもしれませんが
季節を感じる素敵なお散歩ができます。

今は実りの季節。
空まで見上げなくても、頭の上にはどんぐりや栗、柿。
金色に輝く頭を垂れた稲穂。
河原や田んぼのあぜ道に並ぶ真っ赤な彼岸花。
小さいころ、あまりに綺麗で彼岸花を摘んで家に持って帰ったら
「彼岸花は家の中で飾ったらいけんよ。」と祖母に言われてあきらめた残念な記憶・・・
今でも、その彼岸花の魅力に手を伸ばしたくなります。

夕方が近づくと耳から秋を感じさせてくれます。
少し前までカナカナカナと夏の終わりを告げるヒグラシの声が聞こえていたのに
今はBGMも交代。
リーンリーンと涼やかな虫たちの大音響の合唱で秋の雰囲気を高めてくれます。

そして出雲の國の夕日は心にジーンと響きます。
今年の春、出雲は「日が沈む聖地出雲」として日本遺産に認定されました。
出雲大社の「稲佐の浜」に沈む夕日。
真っ赤な宍道湖に浮かぶ「嫁ヶ島」。
オレンジに照らされるアートのような斐伊川。

ここで素敵な夕日の写真をお見せしたいのですが、
それはまたの機会に。

秋の出雲、いいですよ。
ぜひ遊びにお越しください。

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